【SM】ご主人様と初めてのSEX〜前戯編〜【体験談】

Chap.1 不安と動揺
Chap.2 こんなの初めて…
Chap.3 嘘と本当

 

Chap.1 不安と動揺

 

『私、濡れにくいんです。』

 

ご主人様であるK様との初めてのホテルに行く前、私はそう漏らしました。

その時まだ現役風俗嬢だった私は旦那様方(お客様)との行為に慣れてしまっており、

当たり前にローションを仕込んだ上で女性への前戯は全く無いまま挿入、

ということも珍しくはありませんでした。

 

恋人とのSEXではどちらかというと濡れやすい方ではあったのですが、

その時のK様との関係性はまだ浅く、

どちらかといえば【接客】に近いような半ば手合わせ的な感覚でした。

 

『(濡れなかったらどうしよう、ローションは持ってきてないし…萎えさせてしまったら…)』

 

そんな不安を抱きながら先にシャワーを浴びさせてもらい、ベッドでK様を待ちます。

 

K様がシャワーを終え、腰にバスタオルを巻いた状態でお部屋にいらっしゃいました。

 

旦那様方とホテルに行くことが全くなかったわけでは無いのですが、

友人として始まり恋人ではない男性をホテルのベッドで待つという状況は正直、初めてでした。

K様の姿を見た瞬間、急に体が緊張し始めてとてつもなく恥ずかしさが込み上げました。

思わず体を丸めて手で顔を隠します。

 

「…なに?」

 

とK様が問いかけてきます。

 

『はずかしくて…』

 

そう言った私をK様は何をそんな馬鹿な、と思われたでしょう。

だって私は接客数2000人超えの百戦錬磨…

いえ、二千戦練磨の風俗嬢なんですから。

 

ですが、K様はそんな私を押し倒すことはなく少し離れたところに体を横たえ、

腕を横に差し出しました。

 

「おいで」

 

無理に迫るのではなく、私が自ら来るように促すK様。

躊躇いながらもおずおずとK様の腕に頭を預けます。

 

逞しい胸板にそっと手を触れると、それを合図にしたようにゆっくりとK様が体を起こし私に覆い被さります。

それと同時に再び緊張感と不安が私を襲います。

 

『(どうしよう、やっぱりやめて下さいと言おうか。でも今更…)』

 

ぐるぐると頭の中でそう考えながらK様の顔を見ることができず、俯いてしまいます。

すると、K様が俯く私を覗き込むように下からゆっくり顔を寄せ、硬直する私に口付けました。

 

『(う…わぁ…なんて優しいキスをする人なんだろう…)』

 

柔らかく、優しく、啄むようなキスに緊張が解けて行き、

それとは反対に体の芯から一気に熱が込み上げてくるのを感じます。

 

初めてキスを【気持ちいい】と認識した瞬間でした。

 

 

今までキスに関して、恋人に対しては挨拶、旦那様方に対しては興奮してもらうためのプロセスでした。

あーこの人キス上手いなーという方ももちろんいらっしゃいましたが、

正直ヌルヌルするし口の周り汚れるしあんまり好きではなかったというのが本音です。

 

しかしK様のそれは恋人でも無いのにも関わらず、

心臓がキュっとなるような、胃の奥が熱くなるような、

不思議なキスだったのです。

 

体の力が抜けた私の左手をK様の左手が軽く押さえます。

私の右腕はK様の体の下にあり、

いつの間にか自由に動けない体勢に持って行かれたことに気付きました。

 

「ほら、もう身動き出来ねぇな。」

 

逃げられない、ということを自覚させるように低い声が耳元で響きました。

 

Chap.2 こんなの初めて…

 

体を丸めて避けることも、体の向きを変えて逃げることも、

手で隠すこともできないまま、心拍数だけが上がっていきます。

K様の右手が私の肌を滑り、胸の膨らみを覆い形を歪ませていきます。

 

愛撫はとてもゆっくりで優しくもあり、

同時に拘束されて動けない私を弄んでいるということを自覚させるようでもありました。

 

やがて指先が胸の先端を捉えます。

 

「『私乳首は感じないんです〜』とか言ってたの誰だっけ?ビンビンに勃ってんだけど?」

 

くつくつと笑いを含んだ愉しそうな声で指摘してくるK様。

 

『ぃや…ぁ…っ』

 

【感じてるね】

【もうこんなにぐちょぐちょ】

【ヤラシイ子だね】

【イっていいんだよ?】

【もう欲しいんでしょ?】

 

耳にタコができるほど言われ慣れてきた同じパターンの言葉。

言葉責めなんて正直馬鹿らしいと思っていた自分がいました。

だけど、何故でしょう。

K様の言葉責めは私の羞恥心をしっかりと煽ってくるものなのです。

 

触れるか触れないかのもどかしい刺激をしつこい程に続けられます。

触れられているのは先端のごく僅かな皮膚だけのはずなのに、

心臓を掴まれているような息苦しさにも似た感覚が襲ってきます。

 

『なん…で…ぇ…っ』

 

感じたことのない快感に呼吸が乱れ、口からは自然と嬌声が漏れていきます。

 

「感じないんじゃなかったっけ?なんでそんなに反応してんの?」

 

追撃するようにK様の言葉が私の羞恥心と自尊心を煽ってきます。

悔しい。悔しい。初めての人なのに。なんで。

色んな思いが頭を駆け巡りながらも身動きの取れない体に刺激を受け続けることしか出来ません。

 

刺激に反応して体が痙攣し、硬直と弛緩を繰り返すせいで肌が熱を持ち、汗が滲みます。

それ以上の快感を求め子宮が疼き、その熱を消化できずに太腿を擦り合わせる私。

 

K様の脚が私の脚を割り、秘所を露わにさせられます。

あぁ、やっと触ってもらえる。

刺激を求めていた私は無抵抗にそれを受け入れました。

 

「こんな股広げて恥ずかしくないの?」

 

そう指摘されると快感を求めた自分が急に恥ずかしくなり脚を閉じようとします。

 

「まぁ無駄なんだけど。」

 

自覚させるだけさせて、抵抗は許してもらえない。

私の無力さを突きつけてくるその行為に悔しさと興奮が交互にやってきます。

 

「うわ。なんだこれ。」

「濡れにくいんじゃなかったっけ?」

 

K様の指が私の秘所を撫でると、自分でも驚くほどぬるぬると滑る感覚がわかりました。

 

『だって…っ…』

 

濡れることができた自分に安堵を覚えた反面

やはり恥ずかしい気持ちも強く、否定しようとしますが

突きつけられている現状に言い訳がそれ以上思いつかず、

だって、と呟くことしか出来ません。

 

溢れてくる蜜で十分に指先を濡らし、

捉えた陰核を擽られるようなその刺激に自然と跳ねる体。

普段は包皮に包まれ隠れた陰核を撫で上げられるたびに反応してしまいます。

間違いなく感じている自分に、K様に屈してしまいたい気持ちと、

たかだか初めてベッドを共にした男に屈してなるものかという

風俗嬢としてのプライドがせめぎ合っていました。

 

断続的な刺激に私は徐々に快感の波に呑まれていきます。

 

波が大きくなっていくほどに私の呼吸は乱れ、漏れ出る嬌声も大きくなっていきます。

更なる快感を得ようと腰は揺れ、心拍数が上がっていきます。

 

『あっ、あぁっ…イっ…くぅ…!』

 

Chap.3 嘘と本当

 

「…ん?イったの?」

 

『ん…』

 

K様の言葉に私は小さく頷きます。

 

「乳首は感じない、濡れにくい、イきにくい。誰の話だったっけ?」

 

満足そうな愉悦の笑みを浮かべK様にそう問いかけられます。

 

「まだまだこれからなんだけど、どうなっちゃうんだろうね?」

 

言いながら指を私の中へと沈めていきます。

下品なほど涎を垂らしたソコはなんの抵抗もなくK様の指を飲み込んでいきました。

しばらく緩やかに何かを探るように肉壁を撫でていた指が、

次第にリズミカルに動き始めます。

 

『あっ、あっ、っ?ぅあっ…!?』

 

K様の指はまるで私の体を知っていたかのように弱点を捉え、

ピンポイントで攻め立ててきます。

陰核を攻められている時のような鋭い刺激ではなく、

体のもっと奥から湧き上がってくる深い快感に

体を捩って必死に抵抗しますが、それでは終わりません。

 

違う、何かが違う。

 

【その快感】だけならば経験したことはありましたが、何かが違うのです。

膣内だけではなく、それによって広がる子宮への熱だけではなく、そのもっと上。

鳩尾、胸、果ては脳天まで突き抜けそうな快感。

 

『なんっ…!や、ぁっ!ああぁっ!!』

 

なんで。いや。

 

言葉にならない声をただ上げながら私の頭の中は真っ白になっていきました。

 

『ぅう、あっイくっ、イぐぅうっっ!!!』

 

そう告げるとK様の指の動きが一層激しくなります。

それに対し悲鳴のような声を上げる私。

休ませる間もなくK様の指の動きが変わると、

ぐちゅぐちゅと激しい水音が響き、また別の感覚が押し寄せます。

 

やばい。

 

そう思ったのも束の間。

粘液質な音から一転バシャバシャバシャ!!!と大量の水が吹き出す音に変わります。

 

『あぁぁああぁ!!!嫌ぁぁっ!嫌ああぁぁぁーー!!!』

 

私は腰を跳ね上げ仰け反ります。

多少の潮吹き程度では許してもらえず、

私の体の中身が空になるまでと言わんばかりに続けられ、

布団を貫通しマットレスまでぐっしょり濡れてしまうほどに噴かされてしまいました。

 

漸くK様の腕から解放され、ぐっしょりと濡れた手を私の体に撫でつけます。

 

「…2000人相手してきて、噴かせられたのは4〜5人だっけ?

私を噴かせるのは難しい?一瞬で噴いてんじゃねーか。」

 

そう。本当なんです。

私を相手にして5年かけてやっと噴かせられるようになった旦那様。

元彼でたまたま一度きり。

別の元彼で時間をかけて漸く。

K様のようにあっけなく噴かせてきたのは三人目です。

 

2000人中3人

 

噴かせるのは難しい、というには十分な確率だと思いませんか?

噴かせようと頑張って頑張って頑張って、それでも噴かせられなかった旦那様方も沢山いらっしゃいました。

 

これまで感じたことのないキスをされ、

これまで感じたことのない快感を与えられ、

あっけないほどに潮を噴かされて。

 

全部全部本当のこと。

 

だけど、一つだけK様に嘘をついてしまったことがありました。

 

風俗嬢として当たり前の習慣として身についてしまった嘘。

パートナーがいる女性の6割が言えずに悩んでいるとも言われる嘘。

 

【イッたふり】

 

感じやすいと思われたいから。

可愛いと思って欲しいから。

それを見て男性に興奮して欲しいから。

何より、喜んで欲しいから。

 

悪意なく、馬鹿にしているわけではない。

つまらない女と思われたくない保身と男性への気遣いで生まれる愚かな嘘。

 

私は今後十数回に渡り、K様にこの嘘をつき続ける事になるのでした。

 

次編→【SM】ご主人様と初めてのSEX〜本番編〜【体験談】

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